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  • 祖母井 秀隆: 「監督を決める」仕事―世界が認めた日本人GMの 逃げないマネジメント

    祖母井 秀隆: 「監督を決める」仕事―世界が認めた日本人GMの 逃げないマネジメント
     フクアリに行ったときに、「祖母井をやめさせるな」という看板があって、GMでこれだけサポーターから信頼される人っていうのはどんな人なんだろうと思っていた。その秘密は、もっと奥が深いんだろうなぁ。目次だけでも、けっこう伝わってくるでしょう。「越える」「リスクを冒す」「挑戦する」「会いに行く」「つなぐ」「信じる」「感じる」「先を読む」「待つ」「発信する」 (★★)

  • 齋藤 真嗣: 体温を上げると健康になる

    齋藤 真嗣: 体温を上げると健康になる
     健康本には目がないんです。でも、自分は高体温人間であることは間違いないようです。というか、最近では高熱を発したことがありません。定期的な有酸素運動はいいですよ~。この本を読まなくても、自分は信じてますけど。 (★★★★★)

  • サイモン シン: フェルマーの最終定理 (新潮文庫)

    サイモン シン: フェルマーの最終定理 (新潮文庫)
    実は、数学がとっても不得意なんだけど、あるラジオ番組で、「これはおもしろい」と言っていたので読んでみた。数学界最大の難問を解くために、天才数学者たちが数々の挑戦をしていく。数学的には理解できなくても、ドラマチックな感じが確かにおもしろかった。 (★★★★)

  • 正高 信男: ヒトはなぜヒトをいじめるのか (ブルーバックス)

    正高 信男: ヒトはなぜヒトをいじめるのか (ブルーバックス)
    この本は、教員、特に学級担任の必読書だと感じた。動物として本来攻撃性を持っている。しかし、それが継続的ないじめとして定着するのは、見せつける傍観者がいるからだという。9割のクラスメートがいじめっ子に冷たい視線を投げかければ、いじめはなくなる。学級経営に、子ども理解に大いに役立つ本である。 (★★★★)

  • 西部 謙司: サッカー戦術クロニクル

    西部 謙司: サッカー戦術クロニクル
     サッカーはシステムや戦術だけで語れるものではないが、やっぱり最も重要な部分を占める。強いチームには、すぐれた監督が必須であることが、それを物語っている。サッカーを理詰めで見ることが好きな人にオススメ。 (★★★★)

新開体育サークル

2008年3月 1日 (土)

全国体育学習研究会・研究委員会

 今年度から、全国体育学習研究会(以下、全体研と略す)の研究委員を務めることになった。

 これは、私にとって、千載一遇の勉強の機会ととらえている。

 簡単に言ってしまうと、この研究会は、「楽しい体育」の学習を目ざしている。それは、「運動そのものを楽しむ」ということである。だから、体力づくりのための体育とか、勉強疲れのストレス解消のための体育ではあり得ない。

 しかし、子どもの体力低下問題が叫ばれて、先頃発表された新学習指導要領案では、体力づくりのための体育が主流になりそうである。まぁ、逆風状態というところだ。

 そんな中、全体研の研究委員会では、「楽しい体育のカリキュラムづくり」に挑戦している。今年度は、しっかりとした実践で裏付けながら、具体的なカリキュラム編成作業に入ろうとしている。

 私は、ボールゲーム担当になった。ボールゲームは、近年ニュースポーツが盛んに取り入れられている。これが、全体研の提唱する楽しい体育論とどうかかわるのかということは、あまり問題にされてこなかった。はっきり言ってしまうと、目新しいものにとびつく的な感じだったかもしれない。

 また、ボールゲームの究極の楽しさは、戦術を学ぶことだという考え方があるが、果たして本当にそうなのか。

 そんなところを論点にしながら、研究していくことになった。他にも、体操、ダンス、低学年の運動、中学校の理論学習などの担当に分かれた。

 くわしくは、全体研のホームページがあるので、訪れていただきたい。ぜひ、入会も。

 全国体育学習研究会公式HP(zentaiken.com)

2007年2月13日 (火)

新開体育サークル+通信 17

授業の質をワンランク上げたいな、と思うことがよくありました。そんな時、私は何をやったかというと、自分の授業を徹底的に分析したのです。分析というとカッコいいですが、地道な作業です。自分の授業ビデオを撮って、文書におこしたこともありました。中でも、
┌───────────────┐
│  子どもの反応はどうだったか   │
└───────────────┘
ということに敏感になるように努力しました。教師の願いは伝わっているか、楽しく充実した学習になっているか、表現活動や思考活動で子どもが活躍しているか、…。

 反応が悪かったら、何が悪かったのか考えました。考えたというより、思い悩んだという方が正しいかもしれません。それこそ、四六時中。寝ていても夢に出てきて、翌朝それがもとで打開策が見つかったりもしました。

 そういう私は、自分のやった授業について、子どもが「おもしれーじゃん」といってくれることを無上の喜びとしています。

 若かった頃の話です。元気もパワーもありました。もちろん、今でもがんばろうと思っていますし、年を重ねても学び続けることの大切さもわかっているつもりです。それにしてもです。失われた時間は戻りません。今できる最善のことにエネルギーを費やすことにしましょう。それは、子どもと向き合った授業づくりだと私は思います。

 では、前回の報告です。

【第14回・月例会の報告】
  1月23日(火)18:00~ 新開小・会議室
参加者・佐藤、竹野、黒崎、大久保、南部、田中、豊島
    ① 5年マット運動(佐藤)
    ② 6年マット運動(南部)
    ③ 「動きの指導をする」(マット運動から)(竹野)
    ④ 研究発表資料「児童一人一人を伸ばす学習指導の計画と実践
(4年・リレー)」(大久保)
    ⑤ マット運動・学習カード、めあてのたて方(豊島)
    ⑥ 研修報告・わかりやすさの落とし穴に陥らないために(豊島)
    ⑦ 「未来のスポーツの学習はこうなる!」(豊島)
    ⑧ 「健康的な運動習慣を形成するために」(豊島)
    ⑨ 楽しさを求める体育の学習過程の工夫
 -その原則的な考え方と進め方
      (『これからの体育を学ぶ人のために』より)(豊島)

今回は、マット運動特集という感じになりました。佐藤さんの授業は、前に紹介した「マットマップ」を資料として活用しようというものです。しかし、子どもは資料など見ようとしません。これがフツーの反応だと思います。「できるようになりたい」という思いを実現するための手立てを教えてあげることによって、だんだんと先生や友達のアドバイスを聞いたり、自分から資料をみたりするようになってきます。現在、試行錯誤しながらよりよい方法を見つけている所。こういうときが授業づくりの一番楽しい所かもしれません。

 南部さんのマットは、けっこうストイック?です。子ども達が真剣に技に挑戦している緊迫感が報告の中からも伝わってきます。連続技をめあて①にするパターンは多いですが、つなぎ方というのはなかなか難しいものです。うまくつながる例を示してあげてしまうのもいいのではないかと思いました。6年生らしい気合いの入った学習になりそうです。マットは、なかなか生涯スポーツに根付かない存在ですが、学び方についてはわかりやすいので、そのへんをうまく生かしてほしいです。

 竹野さんからは、新しい刺激をもらいました。動きの指導は、できるような気にさせることが大事だという主張に大賛成です。部分練習も、技を完成させるための過程としてとらえるというより、子ども達にはその1つ1つを技として認めてやった方がいいと思っています。いくつか練習方法や場づくりで、“目から鱗”の資料がありました。授業の実際の場で確かめてみたいですね。

 大久保さんからは、小体連の研究発表用の資料を持ってきてくれました。運動の楽しさをどう味わわせるか、スポーツにかかわる人間関係をどう育成するか、教師の見る目をどう養うか、といったいくつかの問題提起がありました。今後も追究してほしいテーマです。内容とは関係ありませんが、こういう発表が回ってきたときは、ある意味チャンスです。自分の実践を残すという意味でも、どんどん取り組んでほしいと思います。
 
 豊島からは、先日参加した研修会の報告をしました。学校教育は、そこだけで完結するものではなく、生涯学習の一段階です。今求められている体力向上は、もちろん大切なことではありますが、本当につけなければいけない力を見逃してはなりません。自分の人生にスポーツを位置付けられるようにすること=スポーツに親しみ、スポーツを続けることのできるようにすることこそ、学校体育に与えられた使命というものではないかと思っています。

 さて、次回のお知らせです。
 
┌──────────────────────┐
│ 【第15回・月例会のお知らせ】 │
│   2月21日(水)18:00~ 新開小・会議室 │
└──────────────────── ─┘

 ぜひ、レポートを持ってご参加ください。

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2007年1月14日 (日)

新開体育サークル+通信 16

あけましておめでとうございます、と言うにはずいぶん経ってしまいました。今年も、いい授業をつくるために、新開体育サークル+で大いに学びましょう。

 年末・年始も、スポーツは真っ盛りでした。これだけメディアが発達したおかげで、家にいながらたくさんのスポーツを観戦して楽しむことができます。

 ということは、「見るスポーツ」についても、学習する意味がありそうです。そんな近未来のことも考えながら授業を創っていきたいです。

 では、前回の報告です。

【第13回・月例会の報告】
  12月7日(木)18:00~ 新開小・会議室
参加者・岡安、久保田、鶴見(以上大戸小)、
      大久保、佐藤、黒崎、南部、田中、豊島(以上新開小)
    ① 5年サッカー・指導案(大久保)
    ② 6年サッカー・学級通信+対戦表(南部)
    ③ 2年学年ドッジボール大会(黒崎)
    ④ 自分流・体育授業づくりの基礎基本(豊島)
    ⑤ サッカー・攻撃のための作戦パターン ~基本編~(豊島)
    ⑥「楽しい体育」の授業過程のあり方
     (『これからの体育を学ぶ人のために』より)(豊島)

  大戸小から、3名の方が参加してくださいました。新開小中心のサークルですが、会の趣旨に賛同してくださる方は、「来る者は拒まず」という当会の大原則に従って大歓迎したいと思います。岡安さんは、私の体育授業づくりの先輩です。今後、私の知っている範囲で、指導的な立場の方もお招きしていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。

 大久保さんのサッカーは、1チームが明らかに楽しめないという状況になってしまいましたが、こういう問題が噴出するのは決して悪いこととは思っていません。教師は、「みんなが楽しむ」を最優先課題として追究させてきました。なのに、子どもがついてこれなかった…。やはり、「みんなが楽しめているか」どうかを常に確認しなければいけないのだと思いました。「次にやるときには、こうしたい」という気持ちを強く感じたので、今後に期待です。教師は、子どもの活動を「見る目」を養わなければいけないということを私も痛切に感じました。

 佐藤さんも同じ学年でサッカーをやっているわけですが、高学年としての難しさを感じていました。昨年は、2年生で「ボール蹴りゲーム」のいい授業を提案していたのだから、そのまんまやればいいんじゃないかと思いました。確かに、少年団などで活躍しているような子は技術的に高いのですが、そういう子に合わせていては「みんなが楽しむ」ことには絶対なりません。そういうところを納得させながら、教師がうまく学習をデザインしてやる必要があるなと思いました。

 南部さんも、6年生でサッカーをやっています。6年生の場合、これに「サッカー大会」という市レベルの体育行事がかかわってきてややこしくなります。みんなが楽しむことよりも優先しなければならないような価値(=クラスとして協力して勝つ)が出てくるからです。協力と言えば聞こえはいいのですが、そう簡単なものではないでしょう。4人チームを合体させて8人チームにするという学習過程も、サッカー大会対策と言えるのではないかと思います。しかし、6年生ならば多人数になっても「みんなが楽しむ」ことを実践できるのではないかという意見もありました。ぜひそういう子どもを育てたいです。

 黒崎さんは、学年でドッジボール大会を企画しようということで、その計画案を持ってきてくれました。私は、こういうイベントは学期に1回ぐらいはやりたいと思っています。やはり、運動に向かうには何らかのモチベーションが必要だからです。スポーツを楽しむ力は、本来こういうところで発揮されるはずです。私がこだわるのは、いくら大会だからといっても、「みんなが楽しむ」ための最低限の方法をとる必要があるということ。1チームの人数やコートの広さなどで解決できることは多いと思います。
 課題が一つ。応援する楽しさは、スポーツの楽しさか?という疑問が出されました。私は、するスポーツ以外の楽しみだと解釈しています。ただ、今回ドッジボールをする側として楽しもうというのに、仲間がとったり当てたりしているのを見て喜んでいるのとは異質です。する楽しさを十分味わわせることが必要だと思います。応援する楽しさは、見るスポーツの部類に入ると思います。低学年では難しいけど、高学年なら十分いけそうです。

 豊島は、自分なりに、授業づくりの際に落としてはいけないことをまとめてみました。練られていないし不十分な文章だと思いますが、みなさんも、自分の考えをぜひ文章にしてみてください。いかに書けないかということに気付きます。そうすると、「書くために調べる」ということをし始めます。これがとても勉強になります。アウトプットするためにインプットするという姿勢を! インプットばかりしていても、使えない知識に成り下がる可能性大です。

 さて、次回のお知らせです。

 参加される方は、自由にレポートしてください(口頭でも可ですが、ちょこっとでも資料があるとうれしいです)。

  【第14回・月例会のお知らせ】
  1月23日(火)18:00~  新開小・会議室

 レポートを持って参加しよう!!
 日頃の授業で感じていることや悩んでいること、こんなことやりたいと思っていることなどがあったら、ぜひレポートしてください。簡単な文章で結構です。指導案や学級通信などでも、もちろん構いません。また、授業に限らず、スポーツ全般に関して思っていることなどでも結構です。

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2006年12月14日 (木)

自分流・体育授業づくりの基礎基本

 先日行われた「新開体育サークル+」で報告したレポートです。文章をあまり練っていないので、わかりにくかったら説明します。

1 体育授業の存在価値って、何??

体力向上? だとしたら、社会体育やスポーツ産業に学校は負ける。1年間で90時間しかないのだから。つける力は限られてしまう。

技能向上? うまくなること、できるようになることはおもしろい。しかし、体育の授業で競技者の養成をするのかと言えばそうではない。

学び方の向上? 学校教育だけに限れば、学び方を学ぶということは重要である。しかし、運動は生涯を通じて楽しむものである。

だとすれば、「楽しむ力の向上」が体育授業の存在価値ということになる。これを

  スポーツ享受能力

と呼ぶことにする。


2 スポーツ享受能力の中身は?

  私が考えているのは以下の4つ。それぞれ、技能面、態度面がある。

 
  ①スポーツを自分の生活に位置付けていく力
  ②自分の力に合わせてめあてを決める力
  ③スポーツを規定するルールを守り、マナーを向上させようとする力
  ④一緒にスポーツを楽しむ人との人間関係をとる力



3 授業する教師は、どんな姿勢であるべき?

スポーツは、遊びであるという認識をもつ。遊び(プレイ)とは、次のようなものである。

・自由な活動(参加者の自発性に基づく。強制されない)
・非日常的な活動(決められた空間と時間の中で行われる)
・未確定の活動(結果はやってみないとわからない)
・非生産的活動(何も産み出さない)
・ルールのある活動(規則に従い、それ自体の秩序を持つ)
・虚構的活動(現実ではないという意識が伴う)
                        -カイヨワ-

 遊びを教えるわけだから、仕事に向けた教育ではなく、レジャーに向けた教育ということになる。つまり、何ができなくちゃダメということではないということ。自分の力に合わせて楽しめていればいいということである。


4 運動の特性をどうとらえたらいいの?

楽しめているという状態を表すものが、運動の特性である。特性にはいろいろあるが、楽しさにかかわるのは、

 運動の機能的特性(その運動の持つ固有の楽しさ)

である。指導案の最初にこれを書くのは、これが授業づくりの出発点になっていることを意味している。

 例えば、バスケットボールなら、少し高いところにあるカゴ状のゴールにシュートするのがおもしろいわけで、ゴールが変わったらバスケではなくなってしまう。逆に言えば、少し高ければ高さの規定はないし、リングの径も子どもが楽しめるように変えていいものである。

 これが、子どもから見た特性である。

 子どもの実態に合わせて、特性から遠ざける要因については、それを取り除く手だてを。特性に近づける要因については、それを促進する手だてを、それぞれ講じる必要がある。


5 ってなわけで、場の設定が大事!

その手だての最も重要な部分を占めるのが、運動する「場の設定」である。

 例えば、サッカ ーなどでは技能差が問題になることが多い。そういう実態があるのならば、場の設定を工夫す ることで多少の解決ができる。

サッカーにおける場の工夫の例 
・ゴールを広くする(だれでもシュートして得点する可能性が広がる)
・やわらかいボールを使い、空気を少し抜く(痛さへの恐怖がやわらぐ、難しい浮き球の処理をしなくてすむようになる、転がるスピードが遅くなるので追いつきやすくなる)
・サイドラインを引かない(スローインなどの余計な技能を教えなくてすむ、ゲームが途切れずスピーディー)

だれもが楽しめるように工夫していくことが重要なポイントである。


6 もう一つ大事なのが、人とのかかわり

 場と同じようなものだけど、より不確定要素が強いのが「人」である。個人スポーツであっても、同じ運動を学習する仲間としてのかかわりを持たせたい。集団スポーツであれば、常にグループ(チーム)で学習が進められることになる。

自分が楽しいだけでなく、一緒に運動する仲間も楽しいということである。グループの中に「楽しくない」という子がいれば、それは問題としてとりあげる必要がある。

 というか、1人でもそういう子がいれば、まわりの子も楽しめないはずである。常に、「みんなが楽しめているか」というチェック体制を確立したい。

例 ・毎時間、授業の終わりに確認する。
   (楽しめたのはどういう努力があったからか、なぜ楽しめなかったのかを考えさせていく)
・楽しくなさそうにしている子に声をかける。
   (意外に胸の内を打ち明けてくれることが多い。日頃からの信頼関係が大切)
・楽しめない原因をつくっている子に声をかける。
   (「○○さんが楽しくないって言ってるよ」というと必ず反論があるので、それをきっかけに問題を全体に広げていく)
・みんなが楽しめるようになったら、チームがいい方向に向かったという気持ちをもたせる。
   (ターゲットを決めてほめる、ほめさせる)
・プラス指向の反省・評価をさせる。
   (ここまではできた。次は…)


7 指導案を立てたけど…

 子どもの学習をデザインするもので、教師の一方的な願いのもとにつくられるものではない。いかに子どもの実態をとらえ、それに合った学習を展開させるかがポイントになる。

 指導案は、「50%のフレーム」である、という主張がある。これには2つの意味があると考えている。

 1つは、指導案を作り終えれば授業は半分終わったようなものだということ。つまり、それだけ綿密にデザインされたものならば、授業にかける前に半分は答えが出ているという考え方である。

 もう1つは、それだけ綿密に作った指導案だとしても、授業になったら半分ぐらい変わってしまうかもしれないということ。授業の際に子どもをよく観察し、それに合った指導に変えることをおそれてはいけないということでもある。


8 授業の流れは自然な流れにしようよ!

自分がスポーツをするときと同じように、自然な流れにするとよい。それがフツーの生活に位置付いたスポーツなのだから。

例 さぁゲレンデに着いたぞ。
  準備運動をして、緩斜面を2~3本滑ろう。(体慣らし)
きょうはどういう予定で滑ろうかな。(学習計画、めあての確認)
ただ滑ってくるだけでも気持ちいいな。(できる力で楽しむ)
そろそろ難しい斜面にも行ってみようかな。(難しい場へ)
板をそろえて滑れるように練習しよう。(難しい技へ)
よく滑ったな。今度来たらこんなこともしてみたいな。(反省、評価、次のめあて)


9 異質な者どうしが一緒に学ぶのだから

  学級を単位として体育の授業をするわけだから、そこには運動の得意な子もいれば苦手な子もいる。つまり、いろんな子がいるということ。そういういろんな子、すべての子に楽しむ権利があるわけである。

スポーツ享受能力とも関係するが、だれでも、いつでも、どこでも、だれとでも楽しめることを追究するのが体育授業であると考えている。

  そのためにできることを、具体的に実現していくのが「授業づくり」である。いい授業をつくるためにがんばりましょう。


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2006年11月28日 (火)

新開体育サークル+通信 15

プロ野球は、北海道を熱狂させたファイターズが日本シリーズを制覇して閉幕。Jリーグは、最終節に浦和レッズが優勝して終わりそうです。世界バレーもおもしろくて、つい見ちゃいます。冬場もスポーツは真っ盛り。子どもたちも、元気に運動や遊びに体を動かしています。

 子どもたちが体を動かすのは、もともと運動したいという欲求があるからです。欲求に基づく自発的な行動です。「おもしろくって、つい運動しちゃうんだよな」というのが本来の姿です。この欲求を大いに満たしてあげられるよう、授業づくりに精を出すことにしましょう。

 まず、前回の報告です。

【第12回・月例会の報告】
  11月6日(月)18:00~ 新開小・会議室
 参加者・大久保、南部、佐藤、長瀬、津野、金子、豊島
    ① 5年サッカー・次はどうしたら?(大久保)
    ② 全体研函館大会報告 3年マット運動・マットマップ(豊島)
    ③「“楽しい体育”の授業をつくりたい」(豊島)
    ④「体育授業改善への提言」(『これからの体育を学ぶ人のために』より)(豊島)

 大久保さんは、サッカーの授業を2時間やった段階の様子をレポートしてくれました。子どもの様子がよく伝わってきて、もっとこうしたいという教師の願いもわかりました。

 サッカーのような集団スポーツは、チームづくりが大事な要素になります。うまくいっていないチームに、教師はどんな手だてをとったらいいのだろう?という疑問を投げかけていただきました。私は、うまい子・今一つな子、好きな子・嫌いな子、いろいろいるけれども、「みんな」がどうしたら楽しめるのかということを考えさせなければいけないと考えています。異質に学ぶことができなければ、生涯スポーツは絵に描いた餅でしょう。いつでも、どこでも、だれとでもスポーツのできる人になってほしいですね。

豊島からは、11月2日から5日まで行ってきた全国体育学習研究協議会・函館大会の報告をしました。私が見た授業は、3年のマットだったのですが、とてもいい授業でした。「マットマップ」というスモールステップを意識した種目表を手に、子どもたちは自分でどんどん技に挑戦していきます。これ、使えると思いますので、ぜひ。

「楽しい体育の授業をつくりたい」は、私の教員としての成長記録です。教育実習での失敗談、初任者の頃に出会った先輩教員の指導、楽しい体育との出会い、授業研究のおもしろさを知ったことなど綴ってあります。元気がなくなった時は、これをよく読み返します。

 ちょっと話が変わりますが、「書く」というのはとてもいいと思います。授業を書く、自分の思いを書く、子どもの変化を書く、…。学級通信を書くのもこれにつながりますね。書いて記録に残すことをオススメします。続けるコツは、自分に書くのではなく、外に向けて発信する文章を書くこと。でも、それが結局自分に帰ってきますから。

 今回、『これからの体育を学ぶ人のために』(佐伯年詩雄著)という本の一節を紹介しました。この本は5つ★のオススメの本です。ちょっと難しい言い回しもありますが、次回も一部紹介したいと思います。

 さて、次回のお知らせです。

 参加される方は、自由にレポートしてください(口頭でも可ですが、ちょこっとでも資料があるとうれしいです)。

【第13回・月例会のお知らせ】
  12月7日(木)18:00~ 新開小・会議室

 レポートを持って参加しよう!!
 日頃の授業で感じていることや悩んでいること、こんなことやりたいと思っていることなどがあったら、ぜひレポートしてください。簡単な文章で結構です。指導案や学級通信などでも、もちろん構いません。また、授業に限らず、スポーツ全般に関して思っていることなどでも結構です。

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2006年10月25日 (水)

新開体育サークル+通信 14

 運動会のない9月は、ちょっとさびしい気もしましたが、いつもの年より落ち着いた2学期のスタートが切れました。が、その後はやはり怒濤の10月でした。研究発表会、ご苦労様でした。学校の研究に向かうエネルギーが大集結して発信できたと自負しています。

 さて、学校のテーマに則って共同研究していくことは学校の力を向上させる上ではとても重要だと思っていますが、やはり個々の力を伸ばさなければ、それ以上は望めないことも明らかです。集団スポーツでも全く同じことが言えますよね

 このサークルでの学びも、“自主トレ”と考えて取り組んでいきましょう。そこで、前回の話し合いのもとに、活動内容を次のように+αすることにしました。

体育中心の会ではあるけど、体育に限らず「授業づくりを学ぶ」会とする。

 だから、「ちょっとこの授業で悩んでいることがある」とか「この単元で新しいことに挑戦してみようと思うんだけど」とか「研究授業に向けてヒントがほしい」なんていう人がいたら、一緒に学びたいと思うのです。どうぞよろしくご検討ください。

前振りが長くなりました。前回の報告です。

【第11回・月例会の報告】
  9月22日(金)18:00~ 新開小・会議室
 参加者・大久保、南部、黒崎、佐藤、田中、豊島
    ① 5年「リレー(陸上運動)」の授業(大久保)
    ② 6年「鉄棒」「リレー」の授業(南部)
    ③ 2年「マット遊び」の授業(黒崎)
    ④ 「これまでのボール運動の課題を検討しては」(田中)
    ⑤ 今後のサークルの進め方について(豊島)
    ⑥ 情報交換  その他

大久保さんのリレーは、小体連で報告するものだということで、指導案の形にして持ってきていただきました。基本的には、「2チーム対抗のリレー」をガンガンやるというもので、とても楽しそうです。課題として、バトンパスの方法などの技術的な部分をどう伝え広めていくかということがあげられました。私の考えでは、5年生ですから、高度なことまで出していいと思います。問題は出し方で、資料として与えるのが一番いいと考えます。ただ、それが勝つことに有効だということが理解できなければ実践しようという意欲もわかないわけですから、その辺をどうつついていくかを具体的に考えることが必要でしょう。もう一つ、人間関係をどう育てていくかという問題もあります。これについては、後で私もレポートしたいと思います。

南部さんからも、同じリレーの授業報告がありました。こちらは、タイムレースで、見えない敵に挑戦するという達成的要素の強い授業でした。競走はとても楽しいですが、もう一歩進んだ段階として考えられると思いました。
 高学年の鉄棒は、とても苦しいですね。カリキュラム検討の対象になると思います。今持っている技能があまりに低ければ、そこで楽しみはストップしてしまうわけなので、まず、何かしらできるようにさせてあげなければダメだと私は思います。それが逆上がりである必要は全くないので、できないという羞恥心をなるべく低減させる方法を考えるといいと思いました。また、補助具を使ってできるという経験を積ませたいです。南部学級は、子どもたちが一生懸命取り組んでいるので、何とか成果をあげさせたいところです。

黒崎さんは、自分の学級で撮ったマット運動のビデオを持ってきてくれました。子どもどうしが学び合って、けっこう高度な技に挑戦していました。マット遊びと言えども、こういう挑戦欲求を満たしてあげることは必要なことだと思います。そうすると、「こんな技をこんなふうにやるとおもしろい場」という視点で場づくりをしていけば、どんどん活動が発展していきそうな気がします。いろいろ試してみたいところですね。

田中さんは、これまで行われてきたソフトバレーの学習状況を振り返り、新たな授業づくりにチャレンジしています。動きづくりという視点から、ドッジボール → スペースアタック →ラリーゲーム → キャッチ&スローバレー → ソフトバレー というように発展していくと考えています。これ、とてもおもしろい視点だと思います。バレーの特性として、人のいないところ(スペース)にボールを落とすというおもしろさがあります。これに気付かせていこうとしています。今、実際に授業が進行中ですが、どんな成果が見られるか見守っていきたいと思います。

 さて、次回のお知らせです。

 最初にも書いたとおり、今後は体育+でいきます。参加される方は、自由にレポートしてください(口頭でも可ですが、ちょこっとでも資料があるとうれしいです)。

  【第12回・月例会のお知らせ】
  11月6日(月)18:00~ 新開小・会議室


 とびこみレポート大歓迎!!
 日頃の授業で感じていることや悩んでいること、こんなことやりたいと思っていることなどがあったら、ぜひレポートしてください。簡単な文章で結構です。指導案や学級通信などでも、もちろん構いません。また、授業に限らず、スポーツ全般に関して思っていることなどでも結構です(例えば、今なら日本シリーズのこととか)。


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2006年9月 5日 (火)

新開体育サークル通信・13

 夏休みが終わって、2学期がスタートしました。この夏は、スポーツが大いに盛り上がったのが印象的でした。高校野球の決勝・再試合での斉藤・田中の投げ合い、地元さいたま市で行われたバスケットボールの世界選手権でのスーパープレイ、いつもながら盛り上がっているJリーグと日本代表オシム監督の就任、波紋を呼んだ亀田興輝のボクシングタイトルマッチ、他にも、バレーボールのワールドグランプリ、ソフトボールの世界選手権、パンパシフィック水泳大会などなど。本当に、夏はスポーツ真っ盛りで、話題性も豊富でした。

 また、悲しい出来事もありました。ふじみ野市で起きた流れるプールでの吸い込み事故は、同じ体育関係者として、ずさんな管理に深い憤りを感じました。

 今年は運動会がすでに終わっているので、いつもの年の感じとずいぶん違う2学期のスタートとなりました。まだ、残暑が続きそうですが、2学期は研究シーズン。このサークルも、もっともっと盛り上げていきたいと思います。
 
【第10回・月例会の報告】
  8月4日(金)17:15~ 新開小・職員室
 参加者・黒崎、佐藤、田中、豊島
   内容
    ① 2年「水遊び」実践の様子(黒崎)
    ② 長期研修中間報告「運動の意味を創りだす
      『かかわり合い学習』の研究」(田中)
    ③ 「ミニマムを保障する体育科研修会」の報告(豊島)
    ④ 学級通信で伝える体育授業(豊島)
    ⑤ 情報交換  その他

 最初に、黒崎さんから、自主授業研をやる予定だった「水遊び」の授業の報告をしていただきました。水慣れから、ゾーンごとに自由に選べる水遊びという展開は、とっても楽しそうです。こういうのを「楽しい体育」というんだと思いました。まだまだ子どもの動きを見て、どんな場面設定をしたらよいか、どんな言葉かけをしたらよいかということについては研究の余地がありそうです。来年以降、バージョンアップしていってほしいです。

 次に、長研で大忙しの田中さんから、難しい題名の中間報告をしていただきました。横文字が多いので、そのへんの確認をみんなでしました。ワークショップ、シェアリング、アトリエ的空間、ルーブリック、センス・パーセプション運動、などなど。そのうち、当たり前に使われるようになる言葉もあるかもしれませんね。1年間で大いに新しくて刺激的な研究を進めていただいて、来年現場に戻って、わかりやすく実践に生かしてほしいなと思います。

 豊島は、研究所で行われた体育の研修の報告と、昔の学級通信を持ってきました。今、学習指導要領の改訂作業が最終段階に入っているということをご存知だと思います。体育科でも、そういう議論がされています。体育で身に付ける学力というのはどんなものかという視点で、これまでの内容が再構成されています。「ミニマムを保障する」という言葉が一人歩きしていて、本当
に危険だなと思います。体育は、技能を身に付けることも大切ですが、決してそれだけではあり
ません。そのへんをきちんと自分の耳で聞いて、自分の頭で判断できるようにしたいです。

 昔の学級通信は、体育の授業での子どもの成長を伝えるのに、とてもよいものだと思います。みなさんもぜひ書いてみてください。また、自分の実践記録としても貴重です。文章に書いて残すということは、とても大きな意味があると思います。

【第11回・月例会のお知らせ】
  9月22日(金)18:00~ 新開小・会議室
   内容
    ① 2学期最初の単元をどのように進めているか、今後どうするか・Q&A(全員で)
② サークルの進め方について(豊島)
    ③ 情報交換  その他

 参加される方は、①の内容について報告をお願いします(口頭でも可ですが、ちょこっとでも資料があるとうれしいです)。

 とびこみレポート大歓迎!!
 体育の授業で感じていることや悩んでいること、こんなことやりたいと思っていることなどがあったら、ぜひレポートしてください。簡単な文章で結構です。指導案や学級通信などでも、もちろん構いません。また、体育の授業以外で、日頃スポーツに関して思っていることなどでも結構です。

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2006年8月 8日 (火)

着衣泳について

 前回の新開体育サークルで、着衣泳について報告したので、紹介する。

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<実施時期>
 ・できれば、1学期の終わり(夏休みに入る前)に行っておきたい。
(プールの水が多少汚れるので、確認が必要)

<学習の流れ>
 ① いつものように着替えてプールサイドへ移動。
    水の中で着る服、各種持ち物を持っていく。
 ② 集合・説明(クラスの場所)
Tyakui4
 ③ 準備運動、シャワー、着衣
    体をよくふいてから、服を着る。
 ④ グループ(5人ぐらい)ごとに入水
    ゆっくりと歩く、浮く、もぐる
 ⑤ クロールと平泳ぎで泳ぐ。
  ・いつもどおりに
  ・いつもよりゆっくりと
Tyakui6
 ⑥ 水に落ちたときの対処
  ・前向きで落とされる。
  ・かがんで後ろ向きで落とされる。
  ・かがんでボールを取ろうとして落とされる。
  ※人を押すときは強く押しすぎない。落ちたときに頭を打たないように。
  ・岸を確認して戻る(得意の泳法で)。
 ⑦ 水に落ちた人を助ける方法
  ・かがんで手や足を伸ばして助ける。
  ・長い棒を差し出して助ける。
  ・ペットボトルなどをひもに結びつけたものを投げて助ける。
  ※119番通報する、近くの大人を呼ぶ、ことも分担して行う。
 ⑧ いろいろなもので浮いてみる
・ペットボトル ・ビニール袋 ・ビート板 ・カバン類
 ⑨ 水中服脱ぎ(足をつかないで)に挑戦
 ⑩ 25mを軽く1本泳ぐ。

<服装・持ち物>  ◎…全員が必ず  ○…なるべく
◎着るもの上下(いろいろなものがあった方がよい) 
 ○くつ、サンダルなどのはくもの(きれいに洗って)
○かばん、ランドセル、リュックなどの手に持ったり背負ったりするもの
 ○ビニール袋、ペットボトル(大)などの浮くもの
 
<その他>
 ・グループは、今ある準備運動グループを使う。5人程度。
 ・スイミングキャップは自由。ゴーグルはなるべく使用しない。

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 うちの学校では、これまでやっていなかったが、今年は5,6年が夏休みのプールの最終日に行ったようだ。きちんと指導計画に位置づけて実施できるようにしたい。

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2006年8月 6日 (日)

ミニマムを保障する体育科学習研修会

 教育委員会の主催する表記の研修会に参加してきた。何といっても、現在の体育科教育界で中心的存在となっている高橋健夫氏の講演がある。

 高橋健夫氏は、「体育でも最低限身につけさせる能力というものをはっきりと規定しなければならない」と主張している人物である。ミニマムなどと言う言葉だけがおどり、体育科教育界では騒然となっている。

 私も、技能論に傾いたこの説には異を唱えたいと思っていたので、批判的に学ぼうという精神で参加してきた。

 始めに、市内の体力向上研究の指定校から実践発表があった。その中で、ちょっと気になったことをいくつか挙げる。

・一口に体力向上と言うが、どんな体力をつけることが目的なのかはっきりしない場合が多い。パワー系なのか、持久系なのか、柔軟系なのか。ポイントを明確にした運動をさせなければ体力向上も効果が上がらないばかりか、根性だけの世界になってしまう。

・最近の体力向上研究(昔から?)は、授業を充実させようという視点が欠如しているのではないか。業前や業間の運動、授業でも準備運動(補強運動)にしか目がいっていないのが残念でならない。授業が充実してこそ、体育・スポーツは楽しいという子どもが育っていくのに。

・授業の充実のためには、スポーツ享受能力(簡単に言うと、スポーツを楽しむ力)を、どう段階的に身に付けさせていくかという視点での研究が必要である。これは自分のライフワークにしようと思う。

・体育の授業で、意図的に育てるものは何か。結果的に身に付くものは何か。そういうことを私と論点の違う人と議論してみたい。
 
<高橋健夫氏の講演より>
○よい体育授業の条件は、3つ。
 ・勢いがある、学習の密度が高い、子どもの動きが活発
 ・雰囲気がいい、明るい・楽しい、肯定的な人間関係
・心情的な表現、喜び

○学び方の指導は、単元の始めに十分な時間をとり徹底して行う。そうすると、単元半ば以降は、ほとんど指導の必要がなくなる(構造化されたマネジメント)。

○非日常的なスポーツの動きは、すぐには身に付かない。類似する運動(運動アナロゴン)に着目すべき。
・昔は、日常生活の中にアナロゴンはたくさんあった。遊び、社会生活の中で失われたアナロゴンを集中的に学校に持ち込んで教えることが必要である。
・投げる運動を例にとってみると、紙鉄砲、ブーメラン、メンコ、ロケットボール、シャトル投げ、落下傘、バウンド投げ(どの高さまでバウンドさせられるか)などがアナロゴンとして挙げられる。特に上に向かって投げ上げる運動は、投げる動作の準備局面がつくれる。

○新学習指導要領の検討過程について
・低学年の「基本の運動」と「ゲーム」という領域を残すかどうか検討中。
 ・「体ほぐし」 名前が気に入らない。むしろ、体をしめることが必要。

○運動の順次性のうち、最もポイントとなるところを探して、それを徹底して教えることが必要。
 ・運動の最終局面だけをとりだすと動きが身に付きやすい。
 ・器械運動は、「身をしめること」と「逆さ感覚」が大事。

○めあて学習の①は、基礎学習=共通学習。②は、挑戦と考えるべきである。
 ・めあて①では全員が同じ系統の技を挑戦する(練習する)ことになる。
 ・1回でもスパイラル(めあて②でできるようになって、めあて①に入った)を経験した子は、全体の19%。スパイラル学習は、机上の空論である。
・基本技が習得できれば、スパイラルも可能である。基礎となる動きを身に付けさせることが先決。体の耕しができていない子どもの現実に、どう対応するかを考えるべきである。

 まだまだ、興味深いことはたくさんあったがこれぐらいにしておく。スパイラルが机上の空論と言われたときには、「うっ」と思った。ただ、楽しい体育を主張している私たちも、「技能指導をするな」と言っているわけではないので、そこのところは誤解しないでほしいと思った。

 確かに、技能指導をどういうタイミングで、どのように効果的に行うかをきちんと提唱しなければいけないなぁと感じた。

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2006年8月 3日 (木)

新開体育サークル通信 12

  今年度最初の月例会への参加、ありがとうございました。事前にレポーターを決めさせていただきましたが、日頃の実践の中から、キラッと光るものがいくつも見つかってよかったと思います。これを、参加者みんなで共有できるようにしていきたいと思います。
7月18日には、学期末の忙しい中、2年の先生方に「水遊び」の公開授業を計画していただきました。天候が悪く、残念ながら実施できませんでしたが、ぜひ研究協議したいと思います。ありがとうございました。
 
 【第9回・月例会の報告】
  6月20日(火)18:00~ 新開小・会議室
 参加者・南部、黒崎、萩原、大久保、深井(西浦和小)、豊島
    ①「バスケットボール」(南部)
    ②「低学年の水泳」(黒崎)
    ③「折り返しリレー」(萩原)
    ④「水泳」学習の進め方とステップカード+着衣泳(豊島)
    ⑤ 自主授業研究会の計画について
    ⑥ 情報交換  その他

最初に、南部さんから、6年「バスケットボール」について報告していただきました。6年生は、対外試合も多く、この練習に体育科の学習がとられてしまうという現実があります。やはり、体育の時間には、何を学ばせるかというねらいをもってのぞみたいものです。南部さんは、ねらいを次のように設定しました。
  ねらい① たくさん点数をとるにはどうしたらよいか。
  ねらい② 点数をとるために、作戦を工夫しよう。
このねらいで授業をして、バスケットの楽しさを味わうためには、10時間以上の時間が必要だと思います。指導計画の見直しも頭に入れながら、時間確保に心がけていきましょう。

 黒崎さんからは、学年で検討しながら進めている「水遊び」の授業について報告していただきました。この授業は、指導案も出ていますので、次の回でじっくり話し合いたいと思います。この学習の特徴は、水遊びを自分たちで創っていくということにあります。4種類の基本の遊びを教師は用意しますが、それを使って工夫していくのは子ども。どんな工夫をして、楽しみが深まっていくかがポイントになります。これは、おすすめの授業になると思います。低学年をもったら、ぜひ!

 萩原さんからは、以前持っていた低学年の「折り返しリレー」の実践報告をしていただきました。2チーム対抗のリレーを自分なりに解釈して、いろいろと工夫をして実践してくださいました。勝ちたいと子どもたちが真剣に思うから、「作戦を工夫しよう」「チームとしてまとまろう」という意識が出てくるのだと思います。自然に盛り上がる学習として、これもおすすめです。もちろん、中・高学年でも実戦可能だし、トラックリレーでも全く同じです。

豊島からは、高学年の「水泳」学習について報告させていただきました。長い距離が泳げるようになってほしいという願いから、この授業づくりはスタートしています。子どもたちが長く泳げて楽しいと思ってくれればねらい達成ということです。そのための仕込みを全公開しました。全く泳げない子に対する指導というのが、学校の弱いところです。スイミングの指導にも学ぶ必要がありそうです。着衣泳については、課題もありますが、一度やってみる価値はあると思います。実績をつくってから、年間計画に入れていくというのも方法です。

【第10回・月例会のお知らせ】
  8月4日(金)17:15~ 新開小・会議室
   内容(予定)
    ① 「水遊び」(黒崎)
    ② 「ミニマムを保障する体育科研修会」の報告(豊島)
    ③ 学級通信で伝える体育授業(豊島)
    ④ 情報交換  その他

 参加される方には、“体育の授業に関する近況報告”をしていただいています(口頭でも可ですが、何か資料があるとうれしいです)ので、よろしくお願いします。

 とびこみレポート大歓迎!!
 体育の授業で感じていることや悩んでいること、こんなことやりたいと思っていることなどがあったら、ぜひレポートしてください。簡単な文章で結構です。指導案や学級通信などでも、もちろん構いません。また、体育の授業以外で、日頃スポーツに関して思っていることなどでも結構です。

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