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2009年2月24日 (火)

このボールで…

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「土俵に上がらなければ相撲はとれない」と言われる。

 サッカーだったら、ボールを蹴ろうとしなければ、サッカーにならない。

「サッカーはこわくてやりたくないの!」
と言ってやろうとしない子(低学年の女の子にけっこう多い)に、どうやってサッカーの授業に参加させたらいいだろう。

 1年生には、写真のようなボールを使ってサッカーをやることにしている。

 まず、比較的柔らかいボール(ライトドッジボールやソフトバレーボール)を選ぶ。

 次にボールの空気を抜いて、ベコベコにする(あまり抜きすぎると、踏んで危ないこともあるので注意)。

 これでも、ずいぶん“転がらないボール”ができるが、さらに、

 そのボールに、レジ袋(最近は集めにくくなったけど)をかぶせる。

 そうすると、1年生が思いっきり蹴ったボールが、数バウンドで止まるボールができあがる。

 追いかければ十分ボールに追いつけるので、自然と団子状のドリブルゲームになる。

 低学年の子どもの「自分が、自分が」という気持ちも満たされる。

 苦手な子でも、あのボールなら追いつけそうだ、蹴れそうだという気持ちになれる。

 そんな気持ちになれば、もうこっちのものだ。

 みんなで思いっきりスポーツをする楽しさを味わわせてやろう。

 これで、みんなが参加できる(つまり同じ土俵の上に立てる)こととなる。


 とは言っても、走力のある子がボールを触る機会が多くなる。

 しかし、走力がないがゆえに、相手ボールになって戻りきれなかった子が、偶然こぼれたボールをシュートできちゃったりすることもある。

 偶然が何度か続けば、それを「作戦にしよう」というチームも出てくる。

 つまり、だれかをゴール前に貼り付けておこうというものだ。

 1年生で、こういうのを、「オフサイドだ!」なんて言ったら、とても楽しめない。ルールは、サッカーの本質(一般的特性という)を失わない程度に、子どもに合うように変えていけばいいのだ。

 おそらく、低学年のうちは、このドリブルゲームが一番合っていると思う。

 パスの意識が出てくるのは、自分を犠牲にしてもチームの勝利を優先しようとする年頃になってからだろう。

 その時には、それにあったルールや用具、場を工夫していけばよい。

 サッカー型の授業は、こんなふうに発展していくのだと考えて、現在、カリキュラムづくりを研究している。

 また、いつか報告したい。

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